■漢方薬も農薬が心配?■


 『中国より輸入された漢方薬の原料生薬から残留農薬を検出した』という記事が平成15年6月19日の朝刊各紙に掲載されました。
報道内容は農民運動全国連合会が、市販されている生薬(5種類)を対象に残留農薬調査を行ったところ、4種類の生薬から計6種類の農薬(使用禁止農薬を含む)を検出したというものでした。
4種類とは蘇葉(シソの葉)、陳皮(ミカンの皮)、大棗(ナツメの実)、山茱萸(サンシュユの実)です。また、4種類の生薬はいずれも中国産でした。

 大変残念な事ですが、
@使用禁止農薬(パラチオン・メチルパラチオン)が検出されたこと。
A陳皮では食品の残留基準値を上まわっていたこと。に問題があると思われます。
このようなことが2度と起こらないために、生薬独自の残留基準値を早急に設けることが検討されています。

 さて、金匱会診療所の取り組みですが、当診療所では自由診療のメリットとして、安全性・品質を重視し、以前から出来る限り日本産の生薬を使用することに努めてまいりました。
4種類の生薬のうち、蘇葉と陳皮につきましては岩手・栃木・和歌山県産を使用しております。
山茱萸(サンシュユの実)と大棗(ナツメの実)につきましては、国産の流通がございませんので、山茱萸は韓国産、大棗は中国産を使用しております。しかし、当診療所で使用している大棗には、報道にあったような使用禁止農薬は含有していない事を確認しております。
 また、その他の使用生薬全てにおいて、以前から各生薬メーカーと協力して、残留農薬については厳重に検査を行い、安全な生薬を患者様に安心して服薬していただいております。
今後も時代に応じて、より安全な生薬の品質管理に努めて行きたいと考えております。

 その他、お薬に対するご質問などがございましたら、お気軽に薬局までお問い合わせ下さい。