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あなたのご家庭では元旦にお屠蘇(とそ)をいただきますか? |
1月も下旬を過ぎると、鼻がグズグズして、目が痒くなってくる患者さんがいます。スギ花粉症です。春の花粉症はスギ以外にもヒノキ、クリ、シラカバなどの樹木の花粉によるものがあります。また、夏の花粉症にはカモガヤ、ブタクサなど雑草によるものが多くあります。 |
通称もちくさといわれ、山菜や薬草として昔から人と深くかかわってきました。山野によくみられるキク科の多年草で葉の上面は緑色、下面は白毛を密生しています。ヨモギの仲間は約250種あり、北半球に広く分布しております。日本だけでも30種あります。薬用にするオオヨモギ(ヤマヨモギ)、カワラヨモギ(黄疸)、ミブヨモギ(回虫駆除)、ニガヨモギ(婦人薬・特に月経誘発剤)、食用にするヨモギなど多くの有用なものがあります。ヨモギの茎葉のよく生い茂った夏の土用の頃に刈り取り、葉を乾燥して揉むか、あるいは臼でついてくだき、粉末を除くと葉の裏側の毛だけが残ります。この綿毛を集めて灸の艾・矢立の墨つぼ・大工道具の墨つぼ・印鑑に使用する朱肉などに用いられてきました。江戸時代から伊吹艾や日光艾が有名でした。艾葉(ガイヨウ)はオオヨモギの乾草で温性収斂性止血薬として、下腹部の冷え、月経痛、月経不順、腹痛、子宮出血などに服用されるキュウ帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)などに配合されます。 |
春先から五月頃にかけては、神経が安定しなくて何となく憂鬱になったり、何かやる気が起きなかったり、体がだるくて眠くてしょうがないなどということがあります。 |
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糖尿病とは血液中のブドウ糖濃度が上昇する疾患であります。 |
7月7日の夜には彦星(牽牛星)と織女(織女星)が年に一度、天の川を渡って逢う瀬を楽しむということです。この哀れにも美しい伝説は奈良時代に中国から伝わってきました。 |
体内に尿酸が蓄積すると、いろいろな場所に結晶として析出します。尿酸とはプリン体と呼ばれる炭素と窒素の化合物が細胞の中で生命活動をするときにつくられた老廃物です。結晶は皮下結節を生じたり、腎障害の原因となるほか、関節炎の誘因となり、尿酸結晶が関節炎を引き起こす状態を痛風と称し、その関節炎発作が痛風発作です。 |
9月9日は重陽(ちょうよう)の節句とも菊の節句ともいわれております。1月1日、3月3日、5月5日、7月7日と共に陽の数(奇数)の重なるめでたい日として五節句の一つに数えられております。 |
山上憶良が万葉集に詠んでいる秋の七草は萩、薄(尾花)、葛、撫子、女郎花、藤袴、朝顔の花ですが、朝顔の花は現在のアサガオではなくムクゲともキキョウともいわれていますがキキョウ(桔梗)の説が強いです。 |
漢方の原典である「傷寒論」(約2000年前、中国の後漢の時代に書かれたとされる医書で、病気の薬物治療を述べた初めての書物である。日本の漢方は江戸中期にこの書物を治療の基本とする、古方派と呼ばれる一派が成立し、以後現在に至るまで、傷寒論は漢方の原典として研究されている)は急性熱性疾患の治療法を、それぞれの病気の時期と、そのときの症状、体の状態により、細かくのべたものであります。 |
高血圧の基準は、収縮期血圧160mmHg以上、あるいは拡張期血圧95mmHg以上を高血圧とし、収縮期血圧140〜159mmHgあるいは拡張期血圧90〜95mmHgを境界領域高血圧とします。しかし、病院などで血圧を測る場合は、緊張して普段よりも血圧が上がることが多く見られます。これは白衣性高血圧などと呼ばれていますが、緊張して血圧が上がるというのは、生理的に正常な反応ですので、降圧剤などを使ってはいけません。ですから、健康診断や初めて行った病院で血圧が高かったからといって、それが高血圧とは限りませんので、すぐに降圧剤を飲み始めるようなことは避けるべきです。 |